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処分の前に責任者の倫理観を問う(中国産はるさめ問題)

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 田中知事は昨日、中国産はるさめ検査ミス問題について、県環境保全研究所などの責任者を含む関係者に対し、処分を行うとマスコミに発表された。当然の処置であろうと思うが、処分の前に組織の責任者の倫理観を整理しなければならないのではないか。

 今回は「はるさめ」に対する過酸化ベンゾイルの違反使用の情報に基づき、県内の輸入業者からも違反事例が確認されたことから始まっている。これは確認していないが検査までの流れは、衛生部・食品環境課⇒⇒生活環境部・地球環境課⇒⇒環境保全研究所の流れによって検査が行われたものであろう。衛生部は最初の検査依頼者として信頼の上において、環境保全研究所の管理上部組織である生活環境部に検査依頼した。生活環境部では環境保全研究所の結果を、誠意ある検査結果と信じ、衛生部を通じて発表となった。
 よくある事例だが、当然当たり前の、当然正規の検査をしたであろう、と上部組織の監督者は疑義を持たずに結果を見てしまう。このことが決してよいとは言えないが、当然その監督責任者は鵜呑みにした責任はとらざるを得ないことになる。田中知事はそれらの過程の度合いにより、服務規程に従い処分されることであろう。今まで各部や担当課では検査結果の誤りが判明した後の、消費者・輸入業者・関係者に対し事後処理に努力されてきた。その方法やタイミング等は別に問われる点もあるが、ここでは監督者の倫理観について検証したい。 

 8月26日のこのコーナーでも意見を述べてみたが、当事者である環境保全研究所の所長が、いまだ何の釈明もないと言うことは不思議でならない。検査のマニュアルが違っていたのか、検査体制に不備があったのか、人的問題があったのか、検査の誤りが判明した後の措置はよかったのか、繰り返さないために今後どうするのか、・・・まず担当部署の監督である青山貞一所長が、自ら陣頭指揮を執り問題の処理に努力するべきではないのか。それらの行為がなされないで単なる処分でこの問題の終止符をしてしまうのか。
 倫理とは何か。「行動の規範としての、道徳観や善悪の基準」と辞書に書かれている。まさに行動の規範として、善悪の基準を何に求めるべきかを通し、社会的存在の人間の在り方を示すべきであろう。その欠片すらもないのか。まずご自分の職務を何であるか自問してみることだ。環境保全研究所長の職務にいながら本来の職務をしないで、得意分野である廃棄物問題を得意げに話されている。それであるならば非常勤特別職を辞めていただき、廃棄物問題アドバイザーに戻られたらいかがだろうか。ここは田中知事の判断に注目をしてみたい。

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