台風一過の夏晴れの朝を迎え爽やかなはずが、なんとも言えない憂鬱感が体中に浸透している。今私に憂鬱感にさせた原因が分かるだけに、いつまでも引きずるわけにも行かないので考えを整理したい。
地方議会については住民はもとより多方面から、多種多様な批判や意見を頂いている。決してそれらの意見を無視するつもりは更々ない。ただ、批判等の中には議会に対する単なる感情的不信感や、合理的な根拠とは思えないものもあることも否めない事実だ。その中においても住民に一番身近な議会議員として、住民の声を肌で感じその声を、それぞれの地方議会に反映させてきている。その多大な成果は地方議会議員として自負してもいいだろう。
私自身長野県議会だけを振り返って見ても、制度上の問題・審議の仕方・論議の仕方・県民への広報の仕方などなど、多くの改善していかなければならない面もあることは認識している。少なくとも私共が新人として県議会に携わってから、大分改善されてきていると思われることも多い。これは多会派である要因もあるが、先輩議員が積極的に新人議員と話し合いの場を作り、私たちの意見にも理解を示してくれていることが大きいと思われる。
議会の使命役割は執行機関と議会との二元代表制をとられている現在、その意思決定の責任は大きく問われる。その役割に議決権、検査権、調査権、同意権、承認権等々多くの権限を与えられている。その行使の仕方は一定の手続きを経るなど制約のあるものもあるが、住民から直接選出された私たち議員はその意思決定責任は重大である。時には住民の意思と異なる判断もしなければならない。だからこそ日常の調査研究や学習、現地調査および視察は大事な仕事であることは言うまでもない。また議員としての責任ある言動も理事者側はしっかり受け止めて頂かなければならない。
このような議員活動は少なくとも県議会議員は、日常時間が足りないほど努力研鑽している。その中で非常勤特別職(県職員)の、長野県環境保全研究所長青山貞一氏は、《問われる政策提言、制度設計能力》『疑われる議員の基本的資質、能力!?』『地方議員の「報酬・年俸」の実態』『地方議員の「海外視察」の実態』と《未曾有の財政危機》を本題としながら、一連の見出しで言いたい放題の論評をしている。よく読んでみると(本題から以降)大学での講義用の一般論とは言えず、長野県議会を指していることは誰にも明らかに読み取れる。
県職員だからいいたい放題は辞めなさいというつもりはない。ただ、新しく生まれ変わっている県議会の姿でなく、古いデーターを掲げあたかも現在の県議会議員が該当しているかのような文面はけしからんことだ。また、今の立場でここまで県議会議員をこき落とす理由は何か。それこそ非常勤職員としての資質を疑わざるを得ないと言い返してやりたい。「高額な報酬、特権的な旅費や政務調査費をもらいながら、議員として本来具備すべき最低限の立法能力や政策提案能力が備わっているとは到底言えないだろう。」と記されているが、報酬が高額かどうかはご自分の報酬と比べてみたらいかがか。ご自分は10日以下の出勤で40万円の報酬であるが、それは高いか安いか。政務調査費の使用している中身を見て言っているのか。あなたはいつでも志昂会の控え室へ来て、私たちの政務調査活動記録をご覧になるがよい。正々堂々と表から来て自分の目で確かめてから論じるべきだ。
『制度提案しない地方議員』「日本の議員の多くは自分たちが立法府、つまり条例などの制度を提案しつくるなどすっかり忘れている。忘れていると言うより、もともとその気がない議員も多いのだ。条例制定のための立法提案など、およそ自分たちの仕事だと思っていない。」・・・どこをどう調査されて論じているのか分からないが、世間の学者さんが一般論で述べられていることはある。少なくとも立法制度は地方議会は国会と活用面で異にする点がある。国は法律によって施策を執行するが、地方議会はその法律に基づき、あるいは補完的条例により事業を進める場合が多い。条例制定を忘れているものではない。県議会が提案する条例は、そもそも理事者側と県議会側と激しい議論を戦わせながらも、お互いの信頼関係が構築されている中で、執行に影響にならない範囲での県民のための条例制定でなければならない。地方議会では何でも条例を制定すればよいと言うものでもないが、県議会議員は常に立法提案は考えている。
青山氏と言い松葉氏と言い、あなた方は田中知事に何の特命を受けたのか。与えられた職務は何であるのか承知しているのか。特命を受けていないでこのような言動振る舞いを続けることは、あなた方の任命権者である田中知事を、苦しい立場に追い込むだけであることを知るべきであろう。
いずれにしても青山氏のホームページでの論評は、長野県議会としても見逃すわけにはならない。県議会議員として事実に損なうものは訂正して頂かなければならないことになろう。松林経営戦略局長も職員を指導管理する立場の最高責任者であるから、黙って見逃すのでなくしっかり監督し注意をするべきであろう。ただ知事向きの優等生発言だけでなく、人間として人の心に受け止められるような自分に正直な発言をし、職員のトップとしての役割を果たすべきではないか。今長野県民や県職員の落ち着かない苦しい状況を、解消でき希望と勇気を与えることができるのも貴方の役目であることも承知するべきであろう。(この記事は8月6日から8日にかけて作成しました。)
青山貞一氏のホームページです。参考にしてください。
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-co1521.html

