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県民は知事のバスガイドは望んでいない

 9月定例会が終わり、またしても力足らず、不外のなさの吾を含む、今定例会を悔やまれてならない。少しは審査過程に満たされた感もあったが、終わってみれば望む答えはなかった。少し議会を離れ冷静な気持ちで9月定例会を振り返ろうと思っていた。一つ一つ私達の判断を検証してみたかった。しかし今日の夕方のテレビを見て驚いた。またしても田中知事の派手なパフォーマンス、自らの企画であるバスツアーのガイドの様子が映し出されていた。とても検証する気持ちにもなれない。台風22号で長野市や信州新町での災害の、原因究明や迂回道路など、また被災住民の正常な生活復帰対策に苦しんでいると言うのに、なんと不埒な不謹慎な行動であろうか。県が直接対応でないとしても、新潟災害においてもボランテイア活動をさせたというのに、県庁の身近に起きた災害は見向きもしないのか。バスツアーの中で「脱ダム宣言というより、脱デブ宣言をしたほうが良いと言われている」などと、地域住民の苦しみや不安を逆なでするかのような軽言をはいていた。乗っていた女性たちは「すばらしい知事さんですね」との感想を述べていた。そこだけを見ればそうかもしれない。おいおい、それはないだろう全く違うぞと、思わずテレビに向かって叫んでしまった。

職員は知事の背中を見ているのだ

 どこかの会社の社長の真似をして、県職員の課長以上と精力的に面談をして、大幅な人事異動と組織改正をした。しかも条例を直さず姑息な規則の改正のみで実施した。そして私についてきなさい。県職員は私の理念を理解しなさい。と叫びとおしてきた。結局は理念も分からないが、盲目的についてきた数名以外は誰もついてきていない。そのこと事態自分は気がついてはいないから始末が悪い。代表者と言うものは自らの言質と、自らの行動を責任もって職員の見本とならなければならない。赤字会社を立て直そうとしている社長は、社用車ですら乗らないで頑張ろうとしているのに、財政再建をしようといいながら知事は、毎年知事専用車を購入している。職員の失敗はことさら大げさに責め、結果良しはすべた私がしたこととし、大事な決断はできず、後でも良いようなことは即決し、ひんしゅくを買っている。会社建て直しを成功させる社長は、自らが率先して汗を流し、社員の声はしっかり受けとめ、社員の失敗は自分の支持ミス、成績上昇は社員のおかげ、そこで始めて信頼関係が生まれ一枚岩となる。社員は社長の考えていること以上に一歩でも二歩でも先を行くことになり、会社は進化していくこととなるのだ。

 知事はまったく逆のことをしている。週末になれば知事を忘れ私用の名の下に、作家田中康夫となりテレビにラジオと局を飛び回っている。しかしたてまえは長野県知事として出演しているから始末が悪い。だから旅費の問題がクローズアップされてしまうのだ。危機管理の先頭に立って支持するべきときは、バスガイドとなったり、自ら足を運ばなくてもよいような白骨温泉問題はすぐ現場に行く。危機管理上と行政管理者としての職務を全うするためにあった、県庁近くの知事公舎は壊し、ただいま住所不定となり職員を困らせている。議会答弁での職員は知事を守ろうとしながら、必死に言いたくもない心にもない、その場を取り繕う答弁に終始している。そのことに気がつかないで職員も議会の皆さんもお分かりになっていないとうそぶく。分かっていないのは貴方ご自身ではないか。

 決して言い過ぎてないと思う。このことがお分かりになれば、改革派の知事として大きな拍手をおくるとともに、田中県政の支えになれることだろう。人間の心が理解できない人はトップの資格は得られないことだろう。個人田中康夫と県知事田中康夫と、県政運営に当たってしっかり使い分けていただきたいものだ。いや、今は個人の分野はなく県知事としての公人に徹するべきであろう。いたずらに争いと県民を混乱に陥れることは許されない。県を壊し溶かそうとしているのは知事自身であることを自覚してもらいたい。