最終日の今日は朝8時から元韓国国会議長で、現在韓日親善協会中央会会長の金守漢(キンスーハン)氏の講演にあわせ朝食会が開催されました。講演で金会長は、今回の長野県議会日韓親善促進議員連盟訪韓にあたり、長野県はオリンピックも経験しており、自然環境も同じであることから、江原道を強く提案されたと話されました。金会長は日本の大学を卒業されているだけに流暢な日本語で講演され、20世紀はヨーロッパの時代であったが21世紀はアジアの時代だ、そのために日本と韓国がアジアの牽引役とならなければならない。と強く語られていた。韓国内の政治経済状況も話され、国内の諸情勢はいずこも悩みを抱えていることが伺えた。隣国北朝鮮については、「北朝鮮は開かれた社会のための考え方が必要で、そのための統一が必要だ。隣の国の政治の安定はお互いに求められている。」統一に向けて朝鮮半島の同胞を気遣いされながらも、「韓国も経済的に決して良い状況ではないが、南の同胞が苦しみを耐えながら北へ支援をしているが、北は軍属に金を使われていることに承服できないところがある。」と苦しい胸の内を語られていたことが印象的でありました。
観光は一方通行だけではいけない
朝食会のあと相手の都合により代表で、韓国観光公社を訪問し池一鉱(ジイーハン)海外本部長と懇談会をしました。萩原会長が「冬ソナブーム」で日本から女性が大勢訪れているが、韓国からも長野へ積極的に誘客をお願いしたい。と挨拶中で触れました。池本部長は「韓国では長野も良く知られている。その役割も果たしています。長野へ行けば楽しめることが沢山あることを知らせていきたい。観光は一方通行だけではいけない。来年は大きなイベントを計画しているので、名古屋支社を通じて長野と江原道との提携など進めたい。」などと話され、今後の日韓観光、とりわけ長野県観光に将来的な課題と希望が持てた懇談会となりました。
充実した訪韓
日韓親善議員連盟の訪韓日程は全て終わった。韓国の著しい経済の発展が見られ、躍動感あふれる姿を印象的に感じたが、金元国会議長の苦しい経済事情を伺い、見た目と現実との乖離を知らされた。それにしても自費での訪韓であったが、実際には公式訪問であった今回の訪韓は、日韓の親善を深めると同時に、長野県の観光行政にも貢献できた、中身の濃い充実した訪韓であった。長野県と江原道との今後の密接な提携は必要であろうと感じた。
一緒に参加した民団の皆さんには大変お世話になりました。感謝を申し上げたい。

