現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

多くの混乱が想定される  総務委員会で山口村へ現地調査

 総務警察委員会では本日、山口村への現地調査を行いました。9月定例会で田中知事が山口村が申請してきた、中津川市への越県合併について県議会に議案提出をしなかったことに対し、今後どのような事態が想定されるか。また改めて加藤山口村長がこれまで取り組んできた経過の説明、及び当委員会が先日総務省に委員会として確認してきた事項等を踏まえて、意見交換をしました。

引き続き山口村の商工業者が加入している南木曽商工会、同様に木曽農業協同組合、村立神坂小学校の関係者からも、今後想定する課題等を聞き意見交換をしました。全委員から質問が出され予定した時間も大幅に超過し、午後4時35分終了予定が1時間オーバーし終了しました。主な質疑応答は次のとおりでした。

 加藤山口村長さんも単刀直入に思いを語りたかったでしょうが、気持ちを抑えながら話されていました。12月県議会で議決がされれば何とか間に合いそうです。と精一杯の気持ちを最初の挨拶の中で語られていました。

* 山口村に対しどのような支持・指導があったか。

 A 別段無かった。

* 知事が12月定例会で議案提出しなかった場合、村長はどう考えるか。

 A 2月の合併には当然間に合わない。知事にはどうしても提出してもらいたい。最終的には県議会として考慮願いたい。9月県議会で決まっていれば村はようやく落ち着けるはずだったが、いっそう混乱が生じてしまう。

* 住民投票でなく意向調査にした理由は。

 A 個人の考えが表面にでれば将来までわだかまりが村民の中で残ってしまう。

  S・33年の思いをさせたくなかった。

* 行政間では事務的調整は進んでいるが、各団体等は難しい課題が残るといわれるが、実態は。

 A それぞれの団体は9月県議会で議決を頂いてから、具体的に進める予定であった。

* 合併重点支援地域に指定されたときの知事のコメントは。

 A 一切無かった。

* 高校進学の指導はどうなるのか。長野県教委は何か指導があるか。

 A 長野県の枠も確保しながら、岐阜県側の選抜学区も合併にかかわらず、中津川市立中学校と同様に取り扱うこととされた。長野県教委からは無い。生徒や父兄は不安でいっぱいのようだ。

* 2月13日に合併とした理由は。

 A 越県合併ということで、法務局等の事務処理上も考慮した。

商工会

  観光面は越県合併しても、南木曽町とすでに合併後も従来通り、木曽路沿線一帯に進めていくことに了解している。

  各企業商店など許認可が必要の企業等は、所在県が変更となるために課題が残る。特に建設業の入札参加願いなど、期限が定まっているものなどは1年待たなければならない問題もおきる。指導員や職員の問題も減員等の課題が残る。等々多くの事項で課題問題が生じてくることが判明してきた。

JA(農協)

  JAは経済団体だけに農産物や畜産等のブランドの問題、ライスセンターなど農事面の不安、両県にまたがる金融問題など、多くの課題を抱える中で越県合併は基本的に賛成できる立場でない。行政側が決定してからJAは地域懇談会を開き、臨時総会で決定という手続きとなる。JAとしては経営的に打撃はある。越県合併となれば2月13日で線引きするのでなく、JAの合併後の処理については2~3年の猶予期間が必要だ。これらの問題はあるが最終的には行政の決定に従って行きたい。と苦しい立場を語られていた。

教育関係(神坂小学校)

  いろいろな異論等あったが何回かお協議の中で合意を見てきた。山口村の神坂小学校は廃校となる。中津川市では統合に向けて学校の改修に着手している。子供たちなどすでに交流会などしており、子供は統合を楽しみにしている子供もいる。子供たちにうそを言うわけには行かない。と既に合併後に向けて事実上の作業が進められており、新年度に向けて教員等の課題は残る。など後戻りができず苦しい状況がうかがえた。

 行政ばかりでなく各団体等も越県合併について民主的に作業を進めてきており、12月定例会で知事が議案提出しなければ、多くの分野で混乱が生じることが改めて判明した。今回の越県合併の決断をし進めていく背景には、昭和33年の悪夢を繰り返したくない。住民間のいたずらに争いをさせたくない。という思いが強くあり、住民の意思である合併を尊重してもらいたい。という気持ちが強く感じられた。加藤村長が「知事には9月15日前の気持ちに戻ってもらいたい」と思いを語られていることに尽きると思いました。

明日は中津川市と各団体の皆さんと意見交換する予定です。