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深夜での本会議

 6月26日、今日の本会議は午前0時10分に開会し、午前0時43分に終了されました。この部分だけを聞けば県議会は何をしているのかと、県民の皆さんからお怒りを頂くことになりましょう。実は前日の25日の本会意義の審議が時間がかかり、ついに25日内に終了できず延会となったものです。

 この日は一般質問の最終日であり、当初の議事進行予定では一般質問のあと、請願陳情の委員会付託、意見書などを求める議員提出議案を審議採択する予定でありました。急遽知事部局より「長野県ふるさとの森林づくり条例案」が追加提案され、その集中審議が行われたためです。なぜこの日に時間を延長してまでも審議しなければならないのかと、県民の皆さんは思われるでしょう。

議会のルール

 この森林条例(通称)案は2月定例会で上程され、審査が必要との理由で継続審査となっていました。その後議会も研修会を開催したり、各町村や各関係団体と意見交換をしてきました。県側も同じように意見集約をし、懸案となっていた部分を一部修正をし、修正でなく新しい条例案として上程してきたのです。この場合本会議で所管する委員会に即委員会付託をしてもよいのですが、そうすると委員会所属議員以外は、直接質問の機会を失ってしまうこととなります。この森林条例案は多くの問題課題を抱えていただけに、この議案に対する集中審議の機会を設けたと言うことです。そのために深夜まで本会議がずれ込んだと言うことになりました。

なぜ新条例案が問題となっているのか

 なぜ日程が決まったあとの、この時期に追加提案しなければならなかったのか。この定例会でどうしても可決を願わなければならないのか。議員は多くの疑問も感じました。確かに修正された部分だけを見れば、私たちや市町村からの意見を組み入れた内容となっており理解はできましたが、新条例案は25日に全容が分かり、その日のうちに理解せよと言われても、一般質問中でもあり数時間で市町村や団体との意見交換もできず、判断がしかねることも事実でありました。また、この森林条例案に関する一般質問の際、田中知事は森林条例案と、来年予定されている超過課税(新税・県民から等しく一律1000円の森林税を徴収するとされている)もリンクされるような答弁をされていた。林務部長はリンクされていないとの答弁であったが、この新税とリンクされるとするならば、森林条例案だけでなく、幅広く考えて判断しなければならなくなったのも、各議員が質問をしなければならない要因となったのです。

 今後の長野県の森林を守り育てる内容の森林条例案、9月定例会でも遅くないと思われるが、どうしてもこの定例会で議決をとなると、逆に提案者から見ると不利益となろう。いずれにしても議案として上程され、委員会付託となった以上、委員会で慎重審議されその決定を受け、個々の議員が最終日に採決に臨むこととなります。