SO冬季世界大会実行委員会(GOC)から8月24日付で、長野県地元公共団体から8億円の経済支援の依頼があった。長野県議会としては寝耳に水であり一様に驚きの声が上がった。その後GOCとの話し合いの中でも、その経済支援の理由が納得できるものでなかった。志昂会は県財政の厳しい中でもあり、県民に多くの犠牲をお願いしていながら、いきなり8億円(長野市ほかの分も含む・以下含めた8億円と記します)を公共団体に経済支援を求められても、素直に要請を承諾できるものでないとの意見の一致をしてきました。知的障害者の冬季世界大会だけに、何とか大会を成功させたいという願いを持っていた。しかし、県議会の支援議連の発足会以来、資金的依頼は無いとしてきたことを信じ、他の方法での支援を考えてきたことは否めない事実であった。私たち志昂会は仮に要請を知事が提案してきた場合、多くの疑念や不明確な憶測が流れる中で、県民の皆さんに説明するだけの状況でない。そのためにはそれらの疑問を払拭するためにも、議連総会では限りがあるためGOC事務局に訪問し、会計帳簿等を確認し収支明細を明らかにすることが必要であると判断し、本日盛田理事長に諸課題の質問と同時に帳票類の閲覧をした。
GOCの都合で午後4時からGOCの事務局のある、東京のレイケイ南青山ビルで現地調査を実施した。約2時間半質疑応答をしたあと帳票等を閲覧したが、午後8時これ以上調査しても進展がないとして調査を終了した。4時間みっちり調査をさせてもらった。結果は私たちの求めようとした結果は得られなかったが、4時間も一緒に最後までお付き合いし、資料帳票を提供いただいた盛田社長他関係者に感謝を申し上げたい。
主な調査項目
1 SO冬季世界大会招致の経緯、及び大会運営における財政見通しはどうであったか。
2 長野県等に財政支援要請に至る(資金調達が進まなかった)要因。
3 今までのGOCの収支・支出明細及び領収書等拡張表の閲覧。
4 今後企業等の資金調達の見込み額・到達期日。
5 大会運営における縮小、節約の検討は。
疑われる盛田理事長のリーダーシップ
議員の質問に対しての盛田理事長の回答は、失礼ながら28億円もかかる大会を実施しようとする資質があるだろうかと、疑わざるを得ないと感じざるを得なかった。8億円の公的支援を求めようとする切実な状況下であるとの認識が薄い。公共の経済支援は一切ないといいながら、民間の寄付が予想通り進んでいないと承知しながらも、危機感が全く見られない。私どもは元々経済支援はしなくとも良いという事実を信じ、全く心配しなくともよいのだが、盛田理事長はもしも最終的に寄付が集まらなかったとき、自分が責任を取らなければならないと言う自覚がない。少なくても残念ながらそう感じざるを得なかった。今日の段階では収支状況・証票類も納得できるものではなかった。ただ明確に回答が得られたのは、GOCがSONAに振り込むとしている業務委託契約である、10月29日に10億円は実行するという確約が得たことだ。これは期待したい。ただ後の必要とする16億円円が公共的支援分である金額と同額であるのが気がかりである。いずれにしても、今の時点では約束事である10億円の結果を見守りたい。したがって10月29日以降に調査の結果を踏まえ、県議会の立場としても意見を述べることにしよう。
(東京・グランドアーク半蔵門9Fホテルの部屋より報告しました)

